グローバルマーケットウォッチ 2019年7月7日
米国株、不安の中でも史上最高値更新 2019年7月7日
米国株の主要指数がさらに史上最高値を更新した。主要国の株価指数も米国に追随して堅調に上昇している。
年初来(過去1年)
米S&P500 :+20% (+9%)
米ダウ 30 : +16%
米ナスダック : +23%
ドイツ : +20% (+0.8%)
中国 : +21% (+10%)
インド: +9% (+11%)
日本 : +8.7% (+0.9%)
週末の米国雇用統計が予想より良かったので、利下げムードに水をさされた格好になったが、若干の利食いにとどまった。債券価格も金価格も同時に高いので、利食いで資金を分散する妙味ある投資対象が限られるのも大きな利食いをとどまらせる要因ではないか。
米中貿易交渉は、ただの休戦、何も変わっていない。
7月中旬から本格化する第二四半期企業決算発表では、米中の関税のかけ合いの影響がどの程度出てきたか注目されている。あまりいい結果は予想されてはいないが、予想以上に悪いと大きく売られよう。
はっきりとはわからない中国の状況も気になる。
株式の利食い売りをしたくなるのはよくわかる。
いま分散投資して、比較的高い確定収入を得られる投資対象としては、
低格付け債券や新興国債券ETF
REIT
公益事業株
高配当株式
などであろう。