グローバルマーケットウォッチ 2019年10月26日
60/40のポートフォリオの見直しを 2019年10月26日
注目の米企業決算はマーケット以上に波乱含みだ。
しかし、株式市場は極めて冷静に評価し、堅調である。
史上最高値寸前でも、日々慎重に買い続けているという印象である。
堅調を続けるREITに高値警戒感が見られるので、利回り狩り(Yield Hunting)の矛先を株式に求めざるを得なくなっているのもうなずける。
このほど、Bank of Americaの調査チームが、“End of 60/40”と称して、過去20年以上分散投資の王道として
効果を発揮してきた株式60%/債券40%のポートフォリオは、今後しばらくは超低利回りの債券の役割を見直さなければならない。
すなわち、株式のウェイトを高める必要があると結論づけている。
私もかねてから書いているように同感である。
次の大きなマーケットの波乱時には、株式も、債券も
同時に下がるであろう。特に、人気の高利回りの債券は株式以上に価格下落率が大きくなるであろう。